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【農家取材レポートvol.1】イチゴ農家:岸田の畑様 @大阪府枚方市穂谷
取材

【農家取材レポートvol.1】イチゴ農家:岸田の畑様 @大阪府枚方市穂谷

【農家取材レポートvol,1】 イチゴ農家:岸田の畑様 @大阪府枚方市穂谷

◆目次◆

①農家基本情報

②なぜ農家になったのか

③イチゴ農家の日常

④実際に収穫

⑤これからの展望とは

⑥ASOBI農園の感想


 今回は、大阪府枚方市でイチゴ農家を営む「岸田の畑」様に取材に行ってきました。

約5年間、有機農法を学ばれてきた経験を活かし、昨年から独立し、
独自の栽培方法でイチゴとベビーリーフを栽培されています。

 

【①農家基本情報】

取材日:2020年1月
場所:大阪府枚方市穂谷
品目:イチゴ旬の時期:植え付け9月、収穫12月〜5月まで
農地の大きさ:2反(20㌃)
農業歴:5年
栽培方法:慣行農法と有機栽培のハイブリッド(岸田さんオリジナル)

【②なぜ農家になったのか】

      
異色の経歴の持ち主の岸田さん。

なんと前職(?)前キャリアはなんと「ボートレーサー」とのこと。

プロになるだけで相当な鍛錬と覚悟が必要な印象を持ちますが、早々に引退された後に農業の世界に入られました。

理由としては、

・ボートの世界以外でも働きたかった

・幼少期から理科に興味があったからその知識を生かした仕事がしたい

といことで、

ご自身が得意なことを生かして活躍されており、心から農業を楽しんでおられる印象でした。

【③イチゴ農家の日常】


 7時に畑到着し、イチゴとベビーリーフをひたすら収穫します。

その後、10にご自身お畑に併設された直直売所オープンし、

お客様を対応しながら空いている時間で収穫するという一日を過ごされています。

農地も一人で管理されているので、一日中作業されているのかと思いきや、

実は結構時間にも余裕があるんだとか。

効率的に農地や時間管理をされているようです。

【④実際に収穫】

  インタビューが落ち着いたところで、念願のイチゴ狩りです。

いっちゃんもやっちもとても嬉しそう。

折角専業農家さんにお邪魔しているので、イチゴの上手な獲り方を教えて頂きました。


紅ほっぺ
岸田さんが栽培されている品種が「紅ほっぺ」と言う品種です。

紅ほっぺは、実が熟してくると、

ヘタの根本までしっかりと紅く色付きます。

また、

表面にある種も同じ赤色になるんでそうです。

その2点がクリアしていれば最も美味しいタイミングとのこと。

では早速、いっちゃんとやっちが競うように収穫していきますが、

ここでも収穫のワンポイント!

まずはイチゴを逆さまに持ちます

③の状態を維持したまま下に引っ張るときれいに獲ることが出来ました。

食べた感想としては、とにかく甘い

すごい糖度です。

気になったやっちが、

「紅ほっぺは酸味が少ない品種なんですか?」と質問しますが、

紅ほっぺは、甘味と酸味のバランスがしっかりと取れた品種なんだとか。

でも、食べた正直な感想はとにかく甘い

だけどもどこか上品な甘さがなんとも言えません。

お世辞は無しに、今まで食べたイチゴの中で一番美味しかったです!(筆者の個人的見解)

是非また食べたいですね。

※収穫の翌日の食べたら少し酸味が感じられました

【⑤これからの展望とは】


 まだまだお若い岸田さん。これからの展望をお伺いしましょう!

 今後は農地の規模は拡大せず、現状の農地からさらにおいしいイチゴを栽培していきたいとのこと。

また、枚方で唯一のイチゴ農家として、
枚方穂谷ブランドを確立していきたいとの目標を掲げられています。

購入方法:岸田の畑内直売所(2020年1月現在)

【⑥ASOBI農園の感想】

 今回取材を受けることに抵抗があり、
そんなに乗り気ではないと仰っていましたが、当日は私たちも楽しく取材をさせて頂く事ができました。

 冒頭にも述べたように、元々狭き門であるボートレーサーの世界。

ボートレーサーになるためにものすごく努力されたのでしょう。

そんなストイックな岸田さんだからこそ、農家に転身された後もストイックに野菜作りに向き合われているのだと感じました。

そして、オリジナルのロゴがとても印象的でした。
ピンクの王冠のように見え、

これから「穂谷のイチゴ=岸田さんのオリジナルのロゴ」というイメージが広まっていくのではないでしょうか。

今回の取材で収穫から試食までをさせて頂きました。育てられている、イチゴたちは、元気で生き生きとした緑の葉っぱと、へたの部分まで赤くなるまで熟し、まるで赤いダイヤモンドのようでした。

収穫時期は12月~5月頃までとのことですので、

お近くにお寄りの際は、一度岸田の畑さんへ行ってみてください。

農家として独立された1年目に取材をさせて頂けて大変光栄に感じました。

岸田さんのイチゴ有名になる匂いプンプンします。

今年は1年目という事で、出荷数が少ないため、

敷地内にある直売所のみの販売ですが、これからスーパー等に出荷され、

認知されていくとなかなか食べる事ができない貴重なイチゴになるかもしれません。

また、イチゴ以外にもベビーリーフも販売されております。

こちらも食べさせていただきましたが、

葉っぱ一つ一つの味がしっかりしていて、とっても美味しかったです。

塩だけで行けます。

ぜひベビーリーフもご賞味ください。

今回の取材の内容はYouTubeでもアップしておりますので、ぜひご覧ください。

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